墓じまいをして納骨堂に改葬したい

墓じまいの際の遺骨の改葬先として、永代供養墓とともに選ぶ人が増えているのが納骨堂です。
納骨堂は都心部や駅チカに多いため、「遠くにあるお墓を自宅近くに移したい」という方にはベストな選択肢の一つです。

納骨堂とは

個人、夫婦などといった単位でご遺骨を収蔵することができる納骨スペースです。
専用の建物またはロッカー型の室内の棚に設けられていることが多く、ご遺骨を土に帰さず「骨壺でそのまま収蔵」します。
最近では、礼拝室に遺骨が搬送されてくる「自動搬送式納骨庫」も増えてきました。ご遺骨のすぐ前で墓参できるメリットがあります。
また、一定期間経過後に改葬して永代供養してくれる納骨庫も登場しています。

納骨堂は元は一時的な収蔵施設

もともとは、遺骨をお墓に埋葬するまでの一時的な収蔵施設として作られていました。
しかし、土地が少ない都市部ではお墓が非常に高価であり、小さいスペースですみ料金も安い納骨堂が、お墓の代わりとして使用されるようになっています。

納骨堂の費用は高い?安い?

納骨堂は、契約時の使用料が100万円前後かかるほか、個別に納骨されていますので、管理費(会員料、護持費用など呼び名は様々)が年間1~2万円程度かかります。
永代供養墓と比べると費用的には安くないのですが、都心部や駅前など、あまりお墓がない場所、お墓を買うと非常に高価な場所、といった交通の便が良い場所に開設できるため、
とにかく家の近くにお墓が欲しい
電車で行ける場所にお墓が欲しい

といったニーズにマッチします。

納骨堂は使用期間があるので注意

納骨堂は、先ほども述べた通り、元々は一時的な遺骨の収蔵施設ということもあり、古い納骨堂などでは、使用期間が経過したら「契約更新」が必要なところがあります。
この場合、誰かがそのときに契約更新手続を行い、更新料を支払う必要があります。
それができない場合、遺骨は無縁仏として無縁墓に合葬されてしまいます。

ただ、最近は、永代供養墓が増えたこともあり、使用期間経過後、更新をすることもできるし、更新しない場合は永代供養墓に改葬して供養してくれる納骨堂が増えています。
納骨堂を契約するときは、この点に注意してください。

主な納骨堂

安養院 ひかり陵苑
東急目黒線不動前駅から徒歩5分のところにある自動搬送式納骨堂。
中村玉緒さんのCMでも有名。

法國寺 関内陵苑
横浜市関内駅近くにある納骨堂。

日野こもれび納骨堂(横浜市営)
2018年に開設された、横浜市が運営する納骨堂。
合葬式の納骨堂も併設されている。