合葬埋蔵施設とは?
多くの方のご遺骨を共同で埋葬する形のお墓です。
埋葬後は、霊園で遺骨を管理してくれるので、永代にわたり使用することができます。
お墓を継いでくれる家族、子供、親戚などがいない場合でも申し込むことができます。
合葬埋蔵施設は多摩霊園・小平霊園・八柱霊園
「合葬埋蔵施設」が開設されているのは、
・多磨霊園
・小平霊園
・八柱霊園
の3か所です。(但し、多磨霊園の合葬埋蔵施設は、近年使用者の募集を行っていません。)
いずれも、正門入ってすぐ、管理事務所も近い非常に便利な場所にあります。
合葬埋蔵施設の形
合葬埋蔵施設には、
・地下に遺骨の共同埋蔵室を備えた墓所
・それに隣接する献花台・参拝広場
があります。
埋葬後は、参拝広場で参拝することになります。
遺骨を納める共同埋蔵室には、使用者・参拝者は納骨時・参拝時含め入ることはできません。
合葬埋蔵施設での埋葬形態
遺骨は地下の共同埋蔵室に収められますが、その埋葬形態は2種類あります。
1.納骨時から遺骨を共同埋蔵する。
2.使用許可後20年経過まで骨壺で遺骨を個別に埋葬し、経過後共同埋蔵する。
いずれも最終的には共同埋蔵されることになります。共同埋蔵されると、遺骨は他の方の遺骨と一緒に埋蔵されますので、遺骨を取り出すことはできなくなります。
2.の場合は、使用許可から20年経過するまでは遺骨を個別に保管してもらうことができます。従ってその期間中は遺骨を受け取り別の墓所に改葬することも可能です。
最初から他の人のお骨と一緒になってしまうことに抵抗のある方はこちらの形態が良いでしょう。
ただし、個別に保管してもらえるのは「使用許可から」20年というところに注意が必要です。
つまり、使用者が生前に申し込んだ場合も、期間20年のカウントダウンは進んで行きますので、例えば10年後に亡くなった場合は個別保管の期間は10年ということになります。使用許可から20年後以降に亡くなった場合は最初から共同埋蔵になってしまいます。
合葬埋蔵施設での参拝
お墓参りは施設前に設けられた参拝広場で行います。
他の参拝者がいる場合も多いですが、広場はかなり広めなので差し支えることはないでしょう。
参拝広場の前には献花台があり、誰でも献花することができます。
なお、献花台に花・線香以外のものを置くことはできません。お供え物や卒塔婆等を置くことは禁止されていますのでご注意ください。
年に一度の献花式
毎年10月1日の「都民の日」に、埋葬者に対しお花を供える「献花式」が行われます。
献花式の日には、献花台は立派な花で飾られます。献花式には誰でも参加することができます。