八王子霊園は設立が比較的新しく、またすべての利用者は一般公募によるため、判明している有名人の墓は多くありません。
なお、かなり広い霊園ですので、自家用車以外での往訪はおすすめしません。
(お彼岸などは園内巡回バスが運行されています。管理事務所にお問い合わせください。)
藤沢 周平(小説家)
【位置:61区14側】
(ふじさわ しゅうへい(本名:小菅 留治))
(1927年(昭和2年)12月26日 ~ 1997年(平成9年)1月26日)
作家、小説家。
山形県東田川郡黄金村(現在の酒田市)出身。江戸時代を舞台に、庶民や下級武士の哀歓を描いた時代小説作品を多く残した。
『暗殺の年輪』で第69回直木賞を受賞。教員、記者を経て、作家になった頃には既に30代に入っていた。
1997年1月、肝不全のため東京の病院で死去。
墓石にはペンネームの「藤沢周平」ではなく本名のみが刻まれているが、戒名に取り入れられている。
若杉 鳥子(小説家)

【位置:54区56側】
(わかすぎ とりこ(板倉 鳥子))
(明治25(1892)年12月25日 ~ 昭和12(1937)年12月18日)
新聞記者、小説家。
茨城県古河の芸者置屋の養女となる。上京後「中央新聞」の記者となる。
大正14年「文芸戦線」に発表した「烈日」がみとめられ作家として評価を受けることに。
プロレタリア作家同盟に加盟、宮本百合子、佐多稲子らと「働く婦人」の編集に参画するなど、女性プロレタリア作家の草分けとなった。
夫は備中高梁城の城主・板倉勝静(1823-1889)の孫にあたる板倉勝忠。昭和12年に病死。
江南 文三(詩人)

【位置:53区16側】
(えなみ ぶんぞう)
(明治20(1887)年12月26日 ~ 昭和21(1946)年2月8日)
詩人、歌人。
石川県金沢市出身。
高校時代から「明星」などに出品を発表し、東京帝大に入学した明治43年からは石川啄木の後を受けて「スバル」の発行・編集人となり、同誌の全盛期をつくり、自らもその中で詩歌・小説などを発表した。
大学卒業後は千葉中、佐渡中、東京府立一中などで教鞭を取った。著書に「日本語の法華経」など。昭和21年に満58歳で死去。

都立霊園に眠る有名人・著名人(政治家・軍人・芸能人・芸術家など)

青山霊園で「西郷どん」ゆかりの仲間に出会うお墓巡り

井伊直弼の墓(豪徳寺) – 桜田門外の変で殺害され悪役となった大老

墓じまいの費用相場が10秒で分かる -撤去費用・改葬費用・離檀料など-

墓じまいすると罰当たり?先祖の祟り(たたり)がある!?

「死後離婚」をしてでも夫の墓に入りたくない妻。「夫の墓」=「夫の実家の墓」なのか?(ワイドナショーより)