昨年9月24日、胆管がんのため54歳の若さで亡くなった女優・川島なお美さんの納骨式が6月10日に行われたことが、川島なお美公式ブログにおいて発表された。
川島なお美さんは、ガンが判明してからは親しい友人たちと墓友となっていたことは本サイトでも過去にお伝えしたが、その墓友たちと同じ港区元麻布の賢崇寺内の墓地に、なお美さんの希望どおりお墓が建てられた。
納骨式には、墓友でもある音楽家の三枝成彰さんをはじめ、女優の倍賞千恵子さん、作家の林真理子さん、山田邦子さん、中丸三千繪さん、片岡鶴太郎さんなどごく親しい友人たちが参加した。
山田邦子さんのブログによれば、法要の際には川島さんが大事にしていたワイン「ルパン」で献杯も行ったという。
川島さんの夫であるパティシエの鎧塚俊彦さんは、自身のフェイスブックで9日、「ラストナイト・・淋しいけどいつまでもお家にいれないし・・」と、10日には納骨が終わったことを投稿している。
川島さんのために建てられたお墓は、生前の川島さんが今にもそこに現れそうな、おしゃれなお墓。参列者にも好評だったとか。
と思いきや、これはなんと墓石の一部で、すべてつながっているのだ。しかし、帽子の部分は空が反射して白っぽくも見え、また直線的な墓碑とも相まって本当に帽子が掛かっているように見えるのだ。
・・・と思いきや、こちらもまた墓石の一部。ロマネコンティのボトルの彫刻であった。お墓としては珍しく金属の台があしらわれていて、ワインボトルのリアリティが一段と増している。
墓碑の一番下には、本名である「YOROIZUKA」の文字とともに、生前の川島さんが大好きだった犬の絵が彫刻されている。(なお、ワイングラスは本物のグラス。)
川島なお美さんのお墓は、生前の川島さんのごとく、際立った個性と凛とした美しさを放っていた。
納骨式では墓前に赤いバラがお供えされていたようだが、筆者が訪れたときにはまた新しいきれいなお花が供えられていた。また、すぐ近くには墓友である三枝成彰さんらのお墓が建てられている。大好きなもの、多くのファンや友人にも囲まれ、川島さんはきっと幸せに天へ旅立たれたであろうか。
川島なお美さん、安らかにお眠りください。