[レポート] 都立霊園に申し込んでみる(序)

都立霊園に申し込んでみたいが、、、

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こんにちは。公営霊園なび編集部のコタロウです。

都立霊園の申し込みシーズンがやってまいりました。
当然ながら、当編集部でも、実際に申し込みをして、抽選 → 当選 → 建墓までのレポートをお伝えしたい!
ところなのですが、ちょうどお墓が欲しいのだが困っている、なんて都合のいい人間はなかなか見つからないのであります。

そこを何とかしたい、ということで編集部の知り合い、友人を当たるだけ当たりまして、ようやく一人見つけました。

お墓を買うことを考えていなくもない、という人を!
これはひょっとして申し込みをしてもらえるかも!?

両親はご存命、現在お墓なし

その方は、私の友人Mさん(男性既婚33才・東京都府中市在住)。
Mさんのご両親は60代後半でご存命、東京都西部にお二人で住まわれています。
お父様は地方のご出身ですが、次男。家はお父様のお兄様が継がれているとのこと。
代々のお墓はそのお兄様が継がれているため、現在自分のお墓はお持ちでない。

ご両親はまだ健康ではあるものの、「そろそろ自分達が死んだときのことも考えないと」「お墓はどうしようか」という話になってきていたそうです。
ぶっちゃけお父様は、「墓なんていらないかな。遺骨は地元の海にでも撒いてくれたらいい」とおっしゃったこともあったそうですが、Mさんは、お参りするところが全くないというのも寂しいかなあ、と思っているそうです。

どの霊園・施設に申し込むか?

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さて、思い立ったが吉日、Mさんに今回の都立霊園の募集内容(霊園・施設)を提案。

今年は、青山・谷中・多磨・小平・八柱・八王子の各霊園で、
・一般埋蔵施設
・合葬埋蔵施設
・長期埋蔵施設
・芝生埋蔵施設
・樹林型埋蔵施設
・樹木型埋蔵施設
の各施設で募集が行われています。

早速「青山霊園」の文字に興味を持ったMさん。
「青山霊園て一般の人もお墓持てるの!?」

一般の人も申し込めることをご存じなかったMさん、青山霊園で即決!?

しかし、初期費用の使用料が「420万円~」という数字に目がテン・・・。
予算オーバーであえなく候補から脱落。
ちなみに、青山霊園の一般埋蔵施設は「遺骨」を既に持っていないと申し込めないので、その点でもMさんは無資格者です。

遺骨がない場合に申し込める施設

さて、Mさんの場合、お墓に入る予定なのは存命のご両親、つまり現時点ではお墓に入れる「遺骨」を持っていません。
そうなると、都立霊園でも申し込みができる施設は限られてきます。
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<遺骨がなくても申し込める施設>
・合葬埋蔵施設(小平霊園)
・合葬埋蔵施設(八柱霊園)
・樹林型合葬埋蔵施設(小平霊園)

Mさん「なるほど、もうこの3択になるわけですね。」

そうなんです。遺骨がない場合(いわゆる「生前申込」の場合)は、この2霊園3施設しか申し込めないのです。
民間の霊園では、生前でも墓所を購入できるのが一般的ですが、都立霊園の場合は、限られた墓所を亡くなった方のために利用してもらえるよう、原則遺骨がある場合しか持てないようになっているのです。
例外として、埋葬者の遺骨を同じ納骨場所に埋葬できる施設(つまり、埋葬者が増えても埋葬場所が増えない施設)については、生前でも申し込めるようになっているのです。

Mさん「親が八王子に住んでいるので、八柱はちょっと遠いですね。だから小平霊園のどちらかがいいですね。合葬になってしまうという点についてはやや気になりますが、散骨したいって言うくらいだから大丈夫なんじゃないかなとは思いますけど・・・。」

あとは、ご両親にOKをもらわないといけない、ということなので、一旦持ち帰ってもらうことに。

そう、最後にもう一つ重要なことが・・・
私「Mさん、都立霊園の申し込みですが、例年申込者が多いので、まず間違いなく抽選になります。落選する場合もありますが、その点はどうか事前にご了承をいただいてもらいたいのですが・・・。」

一瞬驚いたMさんでしたが、その点についても併せて持ち帰っていただくことになりました。

さて、Mさんとご両親のお話し合いの決着やいかに!?
つづきは次回の記事で!!>>>
[レポート]都立霊園に申し込んでみる(2・郵送で申込)
都立青山霊園