都立霊園の抽選いよいよ明日27日に迫る

chusen
都立霊園の2015年度募集の抽選会がいよいよ明日8月27日に、東京都庁都議会議事堂1階の都民ホール行われる。

今年も例年通り、募集数以上の申し込みがあり、募集のあったすべての霊園・施設で抽選となった。
最高抽選倍率となったのは、多摩霊園長期収蔵施設みたま堂の2体用、小平霊園の合葬埋蔵施設生前2体用の2つで、いずれも28.6倍という高倍率となった。
また、2012年から募集を開始し人気を博している小平霊園の「樹林型合葬埋蔵施設」についても、平均倍率が10倍を超える人気となった。

抽選倍率については、昨年2014年度とほぼ同じ倍率となっている。

生前申込が引き続き非常に人気

特徴的なのは、「生前申込」(まだ存命中である人を埋葬予定者として生前にお墓を申し込んでおくこと)が非常に多く、軒並み20倍前後の倍率になっているということだ。
昨今の「終活」の広がりで、生前から自分や肉親のお墓を探す人が増えていることは間違いない。

また、都立霊園で「生前申込」を受け付けるのは、「合葬型」つまり他人の遺骨と一緒に埋葬されるタイプのみであり、他人と合葬されることへの抵抗感も徐々に薄らいでいると考えられる。
加えて、都立霊園では一度抽選に漏れても翌年また申し込むことができるため、落選しても構わないし当選できたら儲けもの、という感覚で、手軽に申し込むことができることも、申込数の増加に拍車をかけていると思われる。

抽選会は一般に公開されて行われる。場所は都庁都議会議事堂1階の都民ホールで、開始時刻は9時半が予定されている。
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