多磨霊園に眠る有名人・著名人(西郷従道・東郷平八郎ほか政治家、俳優も多数)

昭和以降の政治家、芸能人などの墓が多い。

芸能人
三代目中村翫右衛門 俳優 前進座の創立メンバーの一人。父は二代目中村翫右衛門、中村梅雀の父。
上原謙 俳優 元祖二枚目俳優。加山雄三の父。
岸田今日子 女優 アニメ「ムーミン」の声優でも知られる個性派女優。ミステリアスな雰囲気の喜劇からシリアスな役、ドラマのナレーションまで幅広くこなした。
丹波哲郎 俳優 俳優でありながら心霊研究家でもあり、『丹波哲郎の大霊界』で一世を風靡した。
田中好子 女優・歌手 人気アイドルグループ「キャンディーズ」のメンバーとして数々のヒット曲を残す。解散後は女優として活躍、母親役を当てられることが多かった。乳がんを患い、19年の闘病の末55歳の若さで病没。
夏目雅子 女優 透明感のある美しさで人気を博した女優。27歳という若さで急性白血病にかかり死去。その若過ぎる死により、昭和の美人として未だに語り継がれている。
その他 小坂一也 (俳優・歌手)、ディック・ミネ (歌手・俳優)、東野英治郎 (俳優)、東野英心 (俳優)、入江たか子 (女優)、岡田嘉子 (女優)、中村歌右衛門 (5代目) (歌舞伎役者)、西村晃 (俳優、声優)ほか
政治家・軍人
西郷 従道 元帥・海軍大将 西郷隆盛の弟。明治維新で隆盛に従い活躍。新政府でも要職に就き、西南戦争では兄隆盛と袂を分かち政府に残る。隆盛の死後は政府の重鎮として日本の近代化に貢献した。
東郷平八郎 元帥・海軍大将 日露戦争で連合艦隊司令長官として日本海海戦で大勝し、戦勝へ導いた。死後は軍神として崇められるようになったが、本人はそれを希望していなかったと言われる。ちなみに、それまで東京の辺境の墓地ということで敬遠されていた多磨霊園だが、東郷平八郎の墓が建てられて以降は一気に人気が高まったという。
山本五十六 元帥・海軍大将 太平洋戦争開戦時の連合艦隊総司令官。戦争に反対するも止めることは適わず、開戦程なくして1943年に戦死。墓は、多磨霊園名誉霊域通り沿いの特別区画に、東郷平八郎元帥と並んで設けられている。
西園寺公望 元首相
その他 ほか
文化人
吉川英治 小説家 「宮本武蔵」「三国志」をはじめ、数々の歴史小説を残した人気作家。
長谷川町子 漫画家 日本初の女性プロ漫画家にして、国民的人気漫画「サザエさん」の作者。東京都世田谷区に私財を投じて長谷川町子美術館を開館した。1992年には国民栄誉賞を受賞している。
岡本太郎 芸術家 大阪万博記念公園の太陽の塔をはじめ、数多くの絵画やモニュメントを残した。「芸術は爆発だ」の名言でも知られる。
江戸川乱歩 小説家 日本を代表する推理小説家の一人。怪人二十面相、明智小五郎、少年探偵団など、子供にも人気を博したキャラクターを作り上げた。ペンネームは、敬愛するアメリカの文豪エドガー・アラン・ポーの名をもじったものである。
その他 有島武郎(小説家)、内村鑑三(宗教家)、岡本かの子(小説家)、菊池寛(小説家)、岸田劉生(洋画家)北原白秋(詩人)、三島由紀夫(小説家)、向田邦子(随筆家)与謝野鉄幹(歌人)、与謝野晶子(歌人)、大岡昇平(小説家)、尾上柴舟(詩人)、新渡戸稲造(農学者)、鈴木梅太郎(農芸化学者)、小室翠雲(日本画家)、下村観山(日本画家)、田山花袋(小説家)、徳富蘇峰(ジャーナリスト)、前田夕暮(歌人)、平福百穂(日本画家)、堀辰雄(小説家)、松岡映丘(日本画家)、川合玉堂(日本画家)
学者
朝永振一郎 物理学者 量子力学の研究により日本人2人目のノーベル賞を受賞した。
吉野作造 政治学者 民本主義の思想家。大正デモクラシーの機運を盛り上げた。
美濃部達吉 憲法学者 天皇機関説を唱えた憲法学者。当初は受け入れられていたが、次第に軍部や右翼から攻撃を受けるようになり、不敬罪として取り調べを受けたこともあった。日本国憲法施行の1年後1948年(昭和23年)に死去。
その他
正田貞一郎 美智子皇后の祖父
小泉信三 経済学者・慶應義塾塾長

都立 多磨霊園

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